防災機能型駐車場について

東日本大震災では地震、そして津波により甚大な被害を受けました。 2016年4月の熊本地震や2017年6月の日向灘、長野の地震など、近年、中規模以上の地震が各地で起こっています。 2011年に政府が南海トラフ巨大地震の被害想定を発表したことからも、地震や津波への対策を強化していかねばなりません。

東日本大震災の津波被害

平面駐車場

死者・行方不明者・・・・・18,455人
(死者の90%・・・・・溺死)

2011年3月に発生した東日本大震災における死者行方不明者は合わせて18,455人に上りました。また、死者の90%以上が溺死と判明しました。
※写真出典:東北地方整備

大雨による洪水被害

平面駐車場

鬼怒川決壊により
10,390人の地域住民が避難

2015年9月、豪雨により鬼怒川が決壊。茨城県常総市などで多くの住民が避難の遅れから孤立し、約4,300人が救助されました。避難者数はピーク時には10,390人に上り、また、宅地や公共施設の浸水解消まで約10日間を必要としました。
※写真出典:関東地方整備局ホームページ
http://www.ktr.mlit.go.jp/bousai/bousai00000091.html

求められる備え迫る南海トラフ巨大地震 人的被害は東日本大震災の18倍とも

今後30年以内に南海トラフ巨大地震が発生する確率は70%ともいわれています。
また、その人的被害は東日本大震災の18倍に達するとの想定も出ています。

南海トラフ巨大地震

自走式駐車場は「津波避難施設」の役割を担うことができます。

東日本大震災時、自走式立体駐車場は津波避難施設として機能しました

2011年3月11日の東日本大震災では地震、津波により大きな被害が生じました。 この大災害の中、倒壊せずに残った大規模建築物に 大型商業施設や遊技施設などに併設された自走式立体駐車場があります。 日本自走式駐車場工業会が調査したところ、構造接続部分の想定内の変形の発生や、一部の囲いやALC板の破損等が確認されましたが、それ以外の被害は見られず また、一部は津波の避難場所として使われたこともわかりました。

東日本大震災

津波避難ビルとしての自走式立体駐車場の特徴

安全性

火災時の煙の蓄積によるフラッシュオーバー防止のため、原則として外壁を設けない構造。このため津波の力を受ける部分が少なく、津波に強い構造体となっています。 一般的な一貫計算プログラムを用いた耐震設計に、プラスアルファの一手間で耐津波検討が可能です。

コスト

国土交通大臣認定品は基本的仕様が決まっているため、 耐火被覆不要、消火設備簡易化、建築確認簡略化などにより工期、コストを抑えることができます。安全性、多機能性を考慮した際の費用対効果が高いと言えます。

情報提供元:日本自走式駐車場工業会