国土交通大臣認定自走式駐車場(認定品)とは、

防災・構造等の安全性に関する国の厳しい基準をクリアし、国土交通大臣の認定を受けた駐車場のことです。

国が安全性等について保証(事前審査)済みの商品である上、防火設備の緩和等がある為、より安価にて提供できます。

メリット①　主要構造物の鉄骨に耐火被覆が不要

認定品自走式駐車場は開口が保たれた設計のため、もしもの火災発生時に煙が蓄積しにくい構造になっています。

その上「防耐火認定」により、高い安全性が確保されている為、鉄骨の柱・梁への耐火被覆を不要とすることができ、意匠性としてもすぐれています。

メリット②　防火シャッター・防火区画が不要

在来工法では1,500㎡ごとに設置が義務付けられている防火区画・防火シャッターが、認定品では不要になり、車室部の40ｍ(400㎡)ごとに遮蔽板を設置するという、簡易なもので済みます。

メリット③　簡易な消火設備

在来工法では固定式泡消火設備の設置が要求されますが、開放性を有する認定品では緩和措置を受けられ、移動式の粉末消火設備など簡易な仕様とすることが可能です。

これにより大幅なコストダウンにも繋がります。

要するに……

国が安全性等について保証済み(事前審査)の上、設備の緩和により、一般建築の駐車場よりも安価に建設できる駐車場です。

規模によりますが一般建築の駐車場に比べ約2割のコスト削減が可能です。(当社比)