📸 スマホでOK!駐車場の「伝わる」写真、撮影のコツ(駐車場会社の広報が解説)

 

📸 スマホでOK!駐車場の「伝わる」写真、撮影のコツ(駐車場会社の広報が解説)

駐車場の写真を撮ってみたものの、撮影した写真を確認してみるとなんだか傾いていたり、歪んでいたり、しっくりこないときはありませんか?

今回はセイワパーク株式会社で広報関連の撮影を担当する、カメラ歴15年の担当者が、スマートフォンのカメラで駐車場を綺麗に撮るコツをご紹介します。

不動産会社様や駐車場を運営されているオーナー様のお役に立てれば幸いです。

※注意事項※

以下の写真はGoogle Pixel 7aの標準カメラアプリを使用したものです。記事中に「望遠レンズ」と記載する箇所がありますが、Pixel 7aでは搭載されていないため実際は「拡大」です。便宜上ここでは望遠レンズと呼称します。お手元のスマートフォンと照らし合わせながらご参照ください。


📅 大前提:撮影は「晴れた日」に行う

まず大前提として、撮影は「晴れの日」に行いましょう。

雲が出ていたり、雨が降っていたりすると、光量が足りずに写真全体が暗くなってしまいます。それに、背景がどんよりとした空だと、見ている人の気持ちも晴れやかにはなりません。

アート的な写真であれば雨の日の風情を活用することもありますが、広告用の写真であれば、清潔感や明るさが伝わる「晴れの日」に撮ることが最も重要です。


💡 撮影の3つのコツ

基本的な撮影のコツを3つご紹介します。

① 基本は「水平」を保つ

傾いている写真は、見る人に不安定な印象を与えてしまうため広告写真には向きません。まずは「水平」を保つように写真を撮りましょう。

  • 水平器(水準器)を活用する

    スマホによっては、カメラアプリ内に「水平器」を表示させる機能があります。これを活用するのが最も簡単です。

  • グリッド(補助線)を活用する

    水平器がない場合は「グリッド(格子状の線)」を表示させましょう。地面や建物のラインをグリッドの線に合わせることで、傾きを防ぐことができます。

② 基本は「標準レンズ」で撮る

スマホによっては「超広角」「標準」「望遠」など、レンズ(画角)の切り替えが可能です。

しかし、基本的な写真は「標準レンズ(×1.0倍)」を使用しましょう。

 

  • 超広角レンズの注意点

    広い範囲を写せますが、写真の端(周辺部)が歪みやすく、不自然な印象になりがちです。

  • 望遠レンズの注意点

    写る範囲が狭くなるため、伝えたい情報(駐車場の全体像など)が欠けてしまう可能性があります。

 

まずは標準レンズを使い、自分自身の足で被写体に寄ったり離れたりして、見せたいものが自然な形で写るアングルを探すことを心がけましょう。

③ 「広角」と「望遠」の使いどき

標準レンズが基本ですが、広角・望遠レンズが役立つ場面もあります。

  • 【超広角レンズの使いどき】 後ろに下がれない時

    駐車場の全体を写したくても、背後が民家や壁、道路などで、物理的にこれ以上後ろに下がれない場合は「超広角レンズ」の出番です。ただし、歪みには注意しましょう。


    標準レンズでは道路の一部しか写りません。

    超広角レンズを使用することで道路状況まで写すことができます。
  • 【望遠レンズの使いどき】 建物の歪みを抑えたい時

    自走式立体駐車場など、大きな建物の外観を撮る場合に役立ちます。

    特に建物を下から見上げるように撮影すると、上層部がすぼんで台形のように歪んで写ってしまいがちです(パースペクティブによる歪み)。

    少しでもこの歪みを減らすためには、被写体から距離を取り、望遠レンズで撮影すると、パースが緩やかになり、より真っ直ぐに近い形で捉えやすくなります。




🎨 仕上げは「編集」で整える

撮影したままの写真は、見た目の印象よりもやや暗く写っている場合があります。iPhoneでもAndroidでも、標準の写真アプリで簡単に編集ができますので、最後の仕上げを行いましょう。

a. 明るさを調整する

まずは写真全体の「明るさ(露出)」を調整しましょう。少し明るくするだけで、印象がパッと変わります。

(※明るくしすぎると、色が飛んで真っ白になってしまう「白飛び」に注意しましょう)

b. シャドウを調整する

「シャドウ」は、写真の中の暗い部分(影)だけを明るくする機能です。日陰になっている部分や、建物の影が暗すぎる場合に、この数値をプラス(上げる)して調整します。

c. ハイライトを調整する

明るさを全体的に上げると、空や看板など、元から明るかった場所が白飛びしそうになることがあります。

その場合は「ハイライト」の数値をマイナス(下げる)調整しましょう。これにより、明るい部分のディテール(空の青さや雲の形など)がくっきりとし、写真全体が引き締まります。


いかがでしたでしょうか。

特別な機材は必要ありません。スマホのカメラでも、少しのコツと簡単な編集で、駐車場の魅力が伝わる写真は必ず撮れます。

ぜひ次の撮影で、これらのテクニックをお試しください。

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